キッチンや洗面所、お庭など水回りによって蛇口の形状が異なっているため、それぞれどのように交換すべきかわからない…蛇口の種類が分からず合わないものを買ってしまった…となってしまわないように、この記事では蛇口の種類から交換の方法、必要工具までご紹介いたします。
もくじ
蛇口の種類
単水栓
単水栓の中にもたくさんの種類がありますが、その大きな特徴は「水もしくは湯のどちらか一方だけを吐水口から出す」ということです。
- 横水栓…吐水(とすい)口が動かないタイプの水栓です。
- 万能ホーム水栓…吐水口が動く、よく公園の水飲み場などで見かける水栓です。
- 自在水栓…昔の台所などに使われていた、蛇口までのパイプが長い水栓です。
- 横型自在水栓…ハンドルが横についている自在水栓です。
- 立形自在水栓…形状は横型自在水栓に似ていて、よく飲食店の厨房などで見かける水栓です。
- 立水栓…洗面所などで見かける水栓です。
- 衛生水栓…吐水口のなかにハンドルがついている水栓です。
- カップリング付き横水栓…ホースを取り付けやすいようにカップリングがついている水栓です。
混合水栓

水とお湯用の給水管と連結し、どちらも使用できる水栓を混合水栓と言います。混合水栓は、キッチン用・浴室用・洗面用、など様々な用途で用いられます。
カウンター型混合水栓

水とお湯を出せる混合水栓で床下の給水管と接続するタイプの混合水栓です。一つのレバーでお水とお湯を選べる水栓です。
壁付き単水栓の交換方法
- 水道の元栓を閉めます。
- 蛇口をひねり、水栓内の残留水を出しましょう。
- 給水管を軸にして、単水栓を左回しに捻り、取り外しましょう。
- 歯ブラシなどで給水管を掃除しましょう。
- 交換する単水栓の根本にシールテープを8~13回巻き付けましょう。
- 給水管に対し、右回しで単水栓を取り付けましょう。
- 元栓を開け、水を出してみて、漏れなどなければ完了です。
混合水栓の交換方法
- 水道の元栓を閉めます。
- モンキーレンチなどを使って、左右に1箇所ずつあるナットを外しましょう。そのまま水栓を外してしまいましょう。
- 左右のクランクを左に回して取り外します。
- 歯ブラシなどで給水管を掃除しましょう。
- クランクを一度給水管にはめ込み、何回転で固定されるか回数を確認しましょう。(蛇口を取り付ける際に、固定される回数の1回前の状態で取り付け作業を始めるためです。)
- クランクの左右の高さが揃っているか確認しましょう。
- 交換するクランクの根本にシールテープを8~13回巻き付けましょう。
- シールテープを巻いたクランクを固定される回数の1回転前で「への字」の形で取り付けます。
- クランクと水栓本体をナットで固定します。
- 左右のクランクを水栓に取り付けたら、への字の位置から八の字に動かし、床と並行になるように微調整します。
- 元栓を開け、水を出してみて、漏れなどなければ完了です。
カウンター型混合水栓の交換方法
- 止水栓を閉めましょう。
- 混合栓の給水ホースを外す時に残留水が零れる場合があるので、床下にタオルを敷きましょう。
- お湯用と水用の両方の給水ホースを外しましょう。
- カウンター下と水栓の台座から、水栓の固定を外し、引き抜くように外しましょう。
- 止水栓には、古い水栓の逆止弁が取り付けられているので取り外します。
- 新しい台座と新しい蛇口を取り付けましょう。
- プラスドライバーで蛇口と台座を固定しましょう。
- 新しい混合栓の逆止弁を給水管に取り付けましょう。
- 逆止弁に給水ホースを取り付けます。
- 元栓を開け、水を出してみて、漏れなどなければ完了です。
蛇口の交換に必要な工具
- モンキーレンチ
- 六角レンチ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- タオル
- シールテープ
- 歯ブラシ
上記があれば、基本的な作業は行うことができるでしょう。蛇口の劣化などにより取り外しづらいなどあれば、ナット締付工具が必要になる場合もあります。
【まとめ】蛇口交換を自分でDIYするには?必要な工具や方法を解説
蛇口交換は決められた場所に決められたものを取り付けるだけなので、意外と簡単です。水が溢れてしまうことがないように必ず元栓や止水栓を閉めるようにしましょう。